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07年度行政視察報告②

■予想超える地震による原発被災

 今回の行政視察の第2のテーマは、地震による原発被災の実態把握です。18日、中越沖地震でもっとも大きな被害をうけた新潟県柏崎市を訪れ、同市の持田繁義市議の肝いりで柏崎刈羽原子力発電所を視察しました。

 柏崎刈羽原発は、7基の原子炉があり、総発電量820万KWは「世界一」をほこっています。

 地震発生時、4基が稼働中でしたが、東京電力の職員は、安全装置が働き、「止める、冷やす、閉じこめる」の大原則は守られた、と強調します。これは当然のことと思います。放射能漏れ事故が発生したら、それこそ一大事です。

 しかし、原発敷地内の地盤沈下は予想以上のひどさでした。ところによると40センチ以上も下がっています。液状化も発生し、道路はグチャグチャで、地盤改良工事があちこちで行われていました。

 東電の職員は「原発施設の耐震強度は、原子炉はAS、タービンはB、変圧器などはCクラスと、重要度ごとにランク分けされている。Cクラスの施設は影響を受けたが、ASクラスは今のところ、影響が認められていない」と説明します。

 一方、テレビ映像で流れ、全国を震撼させた変圧器火災現場のすぐ脇には、燃料タンクがあり、ビックリしました。自力で消火できず、約2時間後、柏崎市の消防本部から駆けつけた消防車が消火して、惨事はまぬかれましたが、阪神大震災の時のように、市街地で大火災が発生すれば、もっと時間がかかるでしょうし、道路の崩壊などで外部との交通が遮断されれば、どうにもなりません。なのに、原発に消防車の配置が義務づけられていなかったとは、驚き、あきれました。

 今、原発の耐震基準の見直しが検討されていますが、どこで、どの程度の地震が起きるのかは、今日の科学技術の水準をもってしても、はっきりしないといわれます。「地震国・日本に原子力発電所を建設するのは、無謀なことではないか」-このことを痛感させられました。

 「もしも、」は絶対に許されないのですから。

▼写真は上から、①東京電力から説明を受ける、②地盤沈下した箇所、③展望台で記念撮影(持田市議、久米、吉田、藤本、水野=左から)

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