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■緊急課題で政府レクチャー②

●環境省

<質問趣旨>

 日本共産党の市田忠義参院議員が、今年4月13日の環境委員会において、上関原子力発電所建設計画に対し、日本生態学会、日本鳥学会、日本ベントス学会が生物多様性保全の視点から、もっと慎重な環境アセスメント、さらなる調査を求める趣旨の要望書(「1002sangakai_youbou.pdf」をダウンロード) を提出したことをとりあげ、「環境省として経産省任せにしないで、直接事業者に慎重な調査と対応を求めるべき」と質したのに対し、小沢鋭仁環境大臣は「三学会含めての異例の対応について、環境省としてどうか、ということにつきましては、また省内でしっかり議論をしてみたい」と答弁している。

 また、同委員会において、漁業等に深刻な被害が出ている原子力発電所から放出される温排水について、上関原発建設予定地が、瀬戸内海環境保全特別措置法の閉鎖性水域内にあることを踏まえれば、環境省自らが調査すべき性格の問題ではないか、と質したのに対し、小沢環境大臣は「改めて省内でよく議論をして対応したい」と答弁している。

<質問①>

 三学会の要望事項をどう受けとめ、今後、どう対処されるのか。

<環境省の説明>

 温排水の規制については、市田質問後、省内で協議してきた。全国一律での基準作りというのはなかなか困難だが、まず、どういった被害が出ているのか、あるいは懸念をされているのか、それを徹底的に調査をさせていただいて、そして、その必要が認められるということであれば最大限の努力で基準作りに励んでまいりたい。

 調査の具体的な中味の一つは文献調査。瀬戸内海と同様の閉鎖性海域を持つ諸外国の対応を調査したい。これは今年度中にやりたい。

 もう一つは、国内での実態調査をやろうと。全国の自治体に、温排水による被害の実態や、条例や要綱などによる独自の対応などを尋ねるメールを送っている。とりまとめには数ヶ月はかかるかと。

 今後、どのようなアクションを起こすかは、この調査結果を踏まえて検討する。

<質問②>

 中国電力が実施している自主調査については、問題があれば是正・指導する考えはあるか。

<環境省の説明>

 あります。現に中電の担当者に来てもらい、調査方法、結果について聞き取りをして、自然環境局の専門家に見てもらって、アドバイスもしている。

<質問③>

 原発の温排水による環境変化について、どのような知見をもっているのか。

<環境省の説明>

 知見は限られているが、海洋生物環境研究室が、発電所の冷却水路に取り込まれた動植物に対する影響を調査した結果がある。それによると、ある程度影響があるとされている。

★海洋生物環境研究室の調査結果

    結論のみ=「kaiyouken_h15_tyousaketuron.pdf」をダウンロード

<質問④>

 環境省自らの影響調査について、どう対応されるのか。

<環境省の説明>

 質問①で説明した通り、しっかりと調査を行いたい。

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