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2013年5月

藤井さん先頭に政府交渉

 日本共産党山口県委員会は9日、藤井直子暮らし・雇用対策本部長(参院山口選挙区予定候補)を先頭に、7省庁と交渉を行い、米軍機の低空飛行訓練の中止、上関原発計画の撤回、社会保障切り捨ての中止などを求めました。中国ブロック国民運動委員会責任者の石村智子さん、党県議団の吉田達彦事務局長も参加しました。

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オスプレイ追加配備 撤回を

訓練情報の事前公表迫る

 防衛省に対しては、①オスプレイの岩国基地経由の追加配備を中止する、②岩国基地を拠点にした低空飛行訓練は中止する、③空母艦載機部隊の岩国移転は撤回する、ことなど9項目を要請しました。
 オスプレイの追加配備について防衛省は、「日本の防衛に大きな意味がある」と正当化。岩国基地を経由して配備する理由は「港湾施設と飛行場を併せ持った利点があり、普天間への配備を円滑かつ安全に進めるため」と強弁しました。
 低空飛行訓練については、「安全性はもとより、住民への配慮が必要なことは当然」と述べながら、「安全確保と最大限の配慮については、日米合同委員会合意があり、理解を得られるよう努力する」と、訓練を容認する姿勢をあらわにしました。
 本土で初の本格運用(3月6~8日)の際は、事前に訓練通告があったにもかかわらず、その後の2回目(3月19~23日)と3回目(5月7~9日)の訓練は抜き打ちにやられたことを指摘し、せめて情報提供するよう求めるべきだと迫ったのに対し、防衛省は、「これまでも運用に関わる情報の事前提供は例外的。アメリカ次第だ」と米軍いいなりの姿勢でした。
 米軍機が山口、島根、広島県にまたがるエリア567など全国各地の自衛隊の訓練空域を使用する際に行われている「調整」の結果を、事前に関係自治体に情報提供するよう要請。防衛省は「米軍の運用に関わることで、事前公表は差し控えたい。事後公表については今後、関係自治体から要望があれば対応する」と答えました。

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上関原発計画は却下を

原発ゼロのエネルギー計画に

 資源エネルギー庁に対しては、①新たなエネルギー基本計画は原発ゼロに、②上関原発計画の「重要電源開発地点」指定は廃止、③再生可能エネルギー開発・普及に自治体への支援を、と要請しました。
 担当者は、新エネ計画については年内をめどに策定を進めており、「新増設は認めない」という前政権の対応も見直すことになっていると、新増設容認を否定しませんでした。
 上関原発の「重要電源開発地点」については、「計画の策定中で、予断を持って話せる段階でない」とのべ、「指定の事実に変わりないが、現時点で必要性の有無は判断できない」と答えました。
 再生可能エネルギー開発については、新年度の予算を1100億円と倍増。自治体への支援は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を通じて、強化したいとのべました。
 原子力規制委員会に対しては、原発の新増設を認めないよう要請。上関原発について担当者は「審査中。7月に施行される新しい規制基準には適合していないので、事業者が出し直すのか、『補正』で済ますのかは不明だ」とのべ、「規制委員会は安全性の確認を行うのが任務。出されれば、粛々と審査する」と答えました。

TPPは対米自由化交渉

交渉参加は断念こそ国守る道

 TPP問題では、日本の農林漁業や国民皆保険制度を危うくするもので、交渉も国民には秘密裏に行われると指摘し、参加は断念するよう要請しました。
 TPP政府対策本部の担当者は、既加盟11カ国の合意事項の詳細は正式参加しないと明らかにされず、今後の交渉にあたっても限られた情報しか提供できないことを認めながら、「これから参加して、主導的な立場を発揮しようとしている」、「守るべきものは守る立場で交渉したい」と繰り返しました。
 農林水産省の担当者は、新たな試算でTPP参加により農林水産物の生産額は3兆円減少し、食料自給率は27%程度に減少する」とのべ、「重要5品目の高率関税の維持などを求める国会決議が遵守されるよう省をあげて対応して行きたい」とのべました。

社会保障切り捨て中止を

国保、介護などの改悪許さず

 厚生労働省では、社会保障改革推進法に基づいて検討されている社会保障切り捨てを断念するよう求めました。
 厚労省の担当者は、「国民会議で医療、介護分野の見直しを重点的に協議しており、今年8月には方向性が明らかにされる」と答弁。議論のなかで「国民健康保険制度の運営を都道府県単位にすべきという検討がされている」とのべ、「様々な意見があり、厚労省としては慎重に検討していく」と答えました。
 また、介護度の低い「要支援」を介護保険から切り離して市町村事業にしたり、利用者負担10%の見直しなどが課題にあがっていることを認めつつ、「サービス低下や低所得者への負担増につながらないようにしていきたい」などと弁明しました。

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